もくまおう(@mokumaoukabu)です!
映画「BLUE GIANT」を見てきました。
漫画も現在の「BLUE GIANT EXPLORER」まで集めていますが、僕の中では漫画を超えました。
- 実写じゃなくてアニメで良かった
- 音楽担当があの偉大なミュージシャン上原ひろみ氏が担当で良かった
映画「BLUE GIANT」と原作との比較を中心に、映画レビューをします。そして、音楽担当の上原ひろみさんについても語ります。
ある程度ネタバレありなので、まだ見ていない方はご注意ください。
映画「BLUE GIANT」レビュー(漫画との比較)
仙台編はなし
漫画「BLUE GIANT」では大きく2部に分かれます。
前半が主人公大の地元である仙台編、そして後半が今回の映画の東京編です。前半の仙台編が全くないため、大の家族との関わりがほとんどありません。
2時間の映画なので仕方のないことですが、映画のみを見た方は、ぜひ漫画も見ることをおすすめします!
家族との絆、サックスとの先生との絆、そして今回の映画では完全スルーの色恋沙汰もあったり、より一掃面白くなると思います。
SO BLUEライブまでほぼ原作通り
大と雪折が出会い、その後初心者の玉田が加入して、壁にぶつかりながらも成長していくという流れは漫画と同じ。
個人的には、初ライブで演奏する「N.E.W」という曲が、漫画の大のサックスのイメージと見事にマッチしていました。そこから一気に映画「BLUE GIANT」に引き込まれていきました。
初ライブの時点で漫画を超えてしまった!
そこからは、もう虜になっていました。
- 雪折がサインをしなかった豆腐屋のご主人にサインを持っていくシーン
- SO BLUE出演が決まってアキコさんが涙するシーン
登場人物が涙するたび、吊られて泣いてしまいました。
唯一、SO BLUEの平さんが、雪折に酷評した後→代打で出てくれというのはあまりに展開が早すぎたかな。これも映画の尺の問題で仕方ないですが・・・
最後は原作とは違うストーリー
最後は漫画とは違った展開で終わります。大がドイツに行く(BLUE GIANT SUPREME編)流れは同じです。
特に漫画を読んでいる方に、ネタバレをしたくないので、映画レビューはここまでで終わらせます。
映画の立役者上原ひろみさんとは?
今回映画化が決まって嬉しかったのが、音楽が上原ひろみさんだったことです。
ジャズがあまり詳しくない僕も大好きなアーティスト。
ジャズを飛び越えて、東京オリンピックでも市川海老蔵氏(当時)と出演、FUJI ROCK FESTIVALにも出演しています。間違いなく日本ジャズ界の女王です。
原作の石塚さんと親交が深く、BLUE GIANT主催のコンサートにも出演していました。
特に早引きと変拍子を得意としており、コンサートでは「BLUE GIANT」同様、こぶしを突き上げたくります。
おすすめはアンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスと組んでいたトリオです。
今回も、それに負けないスーパートリオになりました。
ドラムが石若駿氏。
今ときめくmillennium paradeのドラマーで、くるりを始め様々なサポートドラマーとして活躍しています。
サックスは馬場智章氏。
報道ステーションのテーマソングを手掛けたJ-Squadのテナーサックス担当でした。
オーディションで選ばれたとのことです。
とにかく、このトリオで全国ツアーをやって欲しいと切に願うばかりです。
BLUE NOTE TOKYOではチケットを取るのはまず難しいでしょう。
映画「BLUE GIANT」は音楽効果もあって、100点どころか120点つけたいくらいの青春映画です。
ジャズ初心者(僕も同じです)の方、漫画を読んだ方、上原ひろみファンの方。
ぜひ、劇場でご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました。一度きりの人生を豊かに。