もくまおう(@mokukaoukabu)です!
特に投資を始める人にとって、どれを買えばいいかとても悩むと思います。既に投資を始めている人も、たくさんある中から一体どれがいいのか悩むかと思います。
参考材料としてとてもいいものがあります。それは「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」と言うものです。
1月に、最新の「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2022」が発表されました。今回はこちらを紹介します。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2022」
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」とは?
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」とは一体何か?
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
引用先:「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」
日頃、どの商品がよいかを模索している投資ブロガーさんたちの投票によってランキングされています。2007年から始まった伝統的なイベントです。
銀行などが薦める商品は、自分たちの利益を意識したものがあるので、本当にいい商品を薦めているかは疑問視されます。それに比べて、ブロガーさん達が客観的に判断したうえでの投票なので、信頼性が非常に高いです。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2022」のランキング
早速ですが、公式ページからの画像を引用し、主にベスト10までの商品を紹介していきます。


全世界株式
まずは、「eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)」が4年連続の1位となりました。全世界の優良会社約4000社が一度に買える投資信託です。全世界株の中で手数料が安いのが魅力です。
同じ全世界株で、4位のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)があります。こちらは約9000社を網羅したもの。ただし投資信託ではなくETFの商品になりますので、つみたてNISAでは買うことができません。VTの投資信託バージョンが11位の「楽天・全世界株式インデックスファンド」や13位の「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」になります。こちらはつみたてNISAで購入可です。
先進国株式
2位の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は全世界ではなく米国や日本を含む先進国のみが範囲となる商品です。
5位の「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」も非常に似ています。手数料もほぼ一緒です。ただ、ニッセイ外国株式インデックスファンドの方が歴史は古く、手数料も下げてきたという背景があります。そういった面が評価されての2位だったのでしょう。
米国株式
3位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」。僕も大好きな商品です。米国の優良な上位500社で構成された商品。手数料も安く、現在日本で一番売れている投資信託です。
8位の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は全米約4000社を網羅したVTIという商品に連動したもの。この商品のライバルとなるのが、13位の「SBI・V・全米株式インデックスファンド」。こちらの方が手数料が高いのですが、SBI証券でしか買えないデメリットがあります。僕はSBI証券を使用しているので「SBI・V・全米株式インデックスファンド」を購入しています。
株式50%、債権50%
6位の「セゾン・グローバルバランスファンド」は全世界の株式、債券を50%ずつにしているファンド。こちらも伝統が古い商品です。僕個人としては上位1~5位の商品より手数料が高いのがネックです。それでも6位に入るのは本当に素晴らしいですね。いかに昔から投資している方に愛されているかが垣間見れます。
アクティブファンド
7位の「ひふみ投信」、9位の「結い2101」、10位の「農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね」はプロの投資家が銘柄を選ぶアクティブファンドと言われています。アクティブファンドは手数料が高いので、興味を持たれている方はその点を理解した上で検討して欲しいと思います。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2021」との比較
昨年発表された「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2021」(公式ページはこちら)と比較していきます。




実際、今回の2022年と比べるとあまり差はありません。
ただし、1点だけ大きく変わったものがあります。
それは、5位の「iFree レバレッジ NASDAQ100」が2022の方にはランキング圏外となっていることです。
2022年は下落相場。S&P500ですら約-20%、NASDAQも約-30%の下落となりました。「iFree レバレッジ NASDAQ100」は、-30%のNASDAQ指数にレバレッジ2倍がかかるので、約-60%にもなってしまいました。そのため、2022年ではランキング圏外となりました。
※レバレッジとは、レバレッジ(てこの原理)を利かせ、投資資金の何倍もの投資効果を追求するものです。
通称レバナスと言われているこの商品は、暴落時を意識した上で購入するべきだと改めて痛感させられました。実際、僕がレバナスを買うことはないでしょう。
管理人のおすすめは?
僕個人としても「eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)」を推薦します。
歴史的に確実に成長しているのは米国株か全世界株です。僕自身は米国中心にしていますが、それはある程度のリスクを意識したうえでの選択です。人に薦めるなら、リスクの少ない全世界の方を薦めます。
以前に↓の記事でも紹介しています。

最後までご覧いただきありがとうございました。一度きりの人生を豊かに。