もくまおう(@mokumaoukabu)です!
僕の事になってしまいますが、現在iDeCoを申請し手続き中です。そんな僕が、iDeCoをしようと思うきっかけになったのが、橘玲さんの「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」という本を読んだのがきっかけです。
この本のキーワードはズバリ「知識社会」と「節税」です。簡単ですが、要約したものを紹介します。
「新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」要約
著者について
著者は橘玲(たちばなあきら)さん。作家をされている方です。
詳しくは集英社オンラインで紹介されています。
ブログやTwitterもされており、コラムやツイートが、社会問題に客観的とらえており、参考になることばかりです。
尚、今回紹介する「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」は30万部のベストセラーとなっています。
日韓ワールドカップのチケットはどこに消えた?
日韓ワールドカップのチケット問題を覚えていますでしょうか?
日本国内ではチケットが取れず悔しい思いをした方もたくさんいたはずです。

僕自身は当時高校生。
一生に一度と割り切って、申し込みましたが見事落選でした。
本によれば、1枚7000円のチケットがネットオークションでは20万円以上・・・
しかし、その一方で、競技場には、ほぼ全試合のチケットを手にした方もいました。
なぜこのひとたちは、簡単にチケットを入手できたでしょうか?
海外販売分のチケットを買えるのは海外の居住者だけだったです。そこで仕方なく、日本のサッカーファンは数少ないチケットに殺到することになったのです。
~中略~
日本の居住者でなければ簡単に手に入れることができます。海外に住む知り合いに頼んで代わりに購入してもらえばいいだけです。
~中略~
ここで指摘しておきたいのは、必要な情報は万人に公開されていたということです。ごく一部の特権階級がおいしい思いをしていた、というわけではありません。
引用:新版お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計の勧め(チケットはどこに消えたのか)



悔しいですが、これが現実だったのですね!
「知識社会」では、必要な情報を的確に入手し、それを活用する知識を有しているひとは、いくらでも近道ができるのです。
誰でも億万長者になれる残酷な世界
この本では、こちらも名著(僕も大好きな本です。いずれ紹介したいと思っています!)の「となりの億万長者」を紹介しています。
「となりの億万長者」では、
- 年収3000万円を超えるにも関わらず、貯蓄がほとんどない医師
一方で、
- 公立学校の教師として働きながら50代でミリオネアの仲間入りを果たし、退職後の優雅な生活が約束されている夫婦
が紹介されています。
年収3000万円の医師に比べ、年収が明らかに低い公立学校の教師が、「裕福」という奇妙なことが起こるのは、資産とは収入の多寡によって決まるものではなく、収入と支出の差額から生み出されるものだからです。



「知識社会」でマネーリテラシーを磨くことが重要ですね!
[重要]国家に惜しみなく奪われるサラリーマン
本では、「惜しみなく奪われるひとびと」として、サラリーマンが国家から収奪の対象となっていると指摘しています。
日本では、自分が払っている税金の額を知っているサラリーマンはごく少数だと思います。
僕も実際そうでした。
この本で衝撃を受けたのが、社会保険料を含めた実質税負担です。
厚生年金の保険料率は、
2004年時点で13.934%
2017年9月からは、18.3%
年収約600万円のサラリーマンが支払う社会保険料は全部で172万8600円になります。
引用:新版お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計の勧め(サラリーマンの実質税負担)
驚きはこれだけではありません。
例えば、毎月10万円の社会保険料を納めなくてはならないとすると、労使折半の原則に従って、半額の5万円は会社が支払ってくれています。
しかし、この5万円は人件費の一部で、社会保険料の支払いがなければもらえるお金です。
社会保険料は172万8600円、会社負担分の社会保険料を加えると実質年収は868万4300円になります。
税負担率を試算すると実質税負担は約201万円。なんと実質税負担率は29.2%にもなるのです。



岸田政権は更に国民年金を厚生年金で埋めようとしていますね・・・
マイクロ法人で人生が変わる
本では、税負担を抑えられるマイクロ法人について取り上げています。
個人が法人を利用して合法的に税コストを下げるには、4つの基本的なルールがあると述べられています。
①所得税の発生しない範囲で給与を決定する
②所得税の発生しない範囲で家族を雇用する
③生活費を法人の経費に振替える
④個人資産を法人名義で運用する
引用:新版お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計の勧め(マイクロ法人で人生が変わる)



例えば、パソコンや車のガソリン代。これらも経費にすることができます。
個人型確定拠出年金(iDeCo)のメリット
この記事の冒頭で、僕はiDeCoをしようと思うきっかけになったと述べました。
本では、個人型確定拠出年金について、こう書かれています。
個人型確定拠出年金は、掛金が所得から控除でき、受取時は退職金(一括)や年金(分割)の扱いになるほか、運用益が非課税で再投資できるという税務上の大きなメリットがあります。
そのため、ファンドを使った長期投資を考えている方であれば、迷わず掛け金全額を個人型確定拠出年金で運用すればいいでしょう
引用:新版お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計の勧め(国民年金基金と個人型確定拠出年金のどちらを選ぶか)
僕なりの結論
ここまでご覧いただきありがとうございました。
「新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」のほんの一部を紹介させていただきました。
絶賛サラリーマンである僕にとって、今できることは、できるだけ「節税」すべきだと思いました。



マイクロ法人をすべきなのは理解できましたが、現段階ではできません。
サラリーマンでも、簡単にできる節税は、
- NISA
- ふるさと納税
- iDeCo
の3つです。
僕は、NISAはつみたてNISAをやっており、ふるさと納税もやっています。
iDeCoはやっていませんでしたが、この本を読んで、ついにiDeCoを申請しました。本当に感謝しています。
少しでも役に立てたなら幸いです。

