NASDAQ(ナスダック)100の見直し。NASDAQ100の代わりになるものは?

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もくまおうです(@mokumaoukabu)です。今回は投資関連記事です。

先日、NASDAQ(ナスダック)100の見直しが発表されました。

このニュースに「がっかりした!」、「裏切られた!」と思っている方も多いのではないでしょうか?

もうNASDAQ100なんて買わねーー!!とアンチになってしまった方に向けて、NASDAQ100の代わりになる商品を2つ紹介したいと思います。

マネックス証券 iDeCo
目次

NASDAQ(ナスダック)100指数の見直しのおさらい

まず簡単にNASDAQ(ナスダック)100指数の見直しについておさらいします。

↓の記事はブムームバーグより

7月24日に実施予定のリバランスは、マイクロソフトとアップル、アルファベット、エヌビディア、アマゾン・ドット・コム、テスラの大型ハイテク株6銘柄の影響力を低下させる一方、ナスダック100指数における他の構成銘柄の存在感を高める見通し。

この措置の詳細は今週遅くまで発表されないが、ナスダックのウェブサイトに掲載された文書によると、指数の組み入れ上位銘柄群が占める割合があらかじめ設定された基準値を超えた場合、特別なリバランスが実施される可能性がある。

一つのシナリオでは、指数構成比率4.5%以上の大型株の影響力が合計で48%を超えた場合、ウエートを減らすことができるという。

ブルームバーグがまとめたデータによると、今月3日に上記6銘柄の合計ウエートは50.9%に達した。ナスダックの手法を示した文書によれば、同グループの影響力を40%まで下げるためにリバランスを実施する可能性がある。

引用:Bloomberg(ナスダック100のハイテク株ウエート見直し、ファンドの制約が要因)

簡単に言えば、NASDAQ100は元々時価総額加重平均型の指数です。これは人気のS&P500も同じ。

ただしS&P500は500銘柄なのに対し、NASDAQ100は100銘柄のため、アップル、マイクロソフト、アルファベット(Google)、アマゾン、テスラの6銘柄だけで指数全体の50%を超えてしまっています。

もくまおう

それだけ6銘柄が大企業になりすぎてしまったんですね!

ファンドの制約が要因で、この6銘柄のウエイトを40%まで下げることになるとニュースになりました。

NASDAQ100の投資信託やETFを持ってる方は、株価が下がってしまう可能性が大なので、そりゃあ面白くないのも当たり前です。

NASDAQ100の代わりになるもの

NASDAQ100の見直しが、面白くないなと思った方に向けて2つの商品を紹介します。

それは、

  • VGT
  • iFreeNEXT FANG+インデックス

です。

個人的にはVGTの方を推奨します!

VGT

VGTは、バンガード社が作った米国ETFです。

情報技術セクターで構成されており、特徴としてはNASDAQ100の上位6銘柄のうち、

  • アップル、マイクロソフト、エヌビディアが構成銘柄に含まれる。
  • アマゾン(一般消費財)、アルファベット(通信サービス)、テスラ(電気自動車)はセクターが違うため構成銘柄に含まれない。

というのが特徴です。

そして、もう一つ大きな特徴があります。

構成銘柄が約320銘柄なんですが、

アップルとマイクロソフトの比率が非常に高い

というのが特徴です。

↓はSBI証券の米国株アプリ(2023年7月28日現在)ですが、

アップルが21.63%!!

マイクロソフトが21.06%!!

もくまおう

この2つの銘柄の成長を信じている人じゃないと買えないETFですね!

iFreeNEXT FANG+インデック

今話題のFANG+

投資信託では、iFreeNEXT FANG+インデックスがあり、NYSE FANG+指数に連動したものです。

マネックス証券ホームページで詳しく説明していますが、

F(Facebook)、A(Amazon)、N(Netflix)、G(Google)の頭文字と、+は(アップル、マイクロソフト、テスラなど)の6銘柄。

計10銘柄に

特徴として、

時価総額加重平均ではなく等ウエートであること

つまり、10銘柄の比率を均等にしています。単純計算で1銘柄約10%になります。

引用:マネックス証券(FANG+インデックスとは?特徴やS&P500・NASDAQ100とのパフォーマンス比較を紹介
(出所:大和アセットマネジメント株式会社作成の月次レポート 2023年3月31日現在)

VGTを推奨するのはコスト面

NASDAQ100の代わりになるものとして、2つの商品を紹介しましたが、僕がVGTの方を推奨するのはコスト面です。

  • VGTは経費率は0.10%
  • iFreeNEXT FANG+インデックスは信託報酬率が0.7755%

になります。

長期インデックス投資の基本は、

  • 長期
  • 分散
  • 低コスト

の3点です。

そうなると、iFreeNEXT FANG+インデックスは分散、低コストの面で、長期インデックスには向かない商品です。

長期投資の基本からすれば、分散(時価総額果樹平均のためアップルとマイクロソフトの比率は高いですが・・・)、低コストの面で、NASDAQ100を引き続き購入、もしくはVGTの方が良いのではないか?

というのが僕の結論です。

少しでも参考になれば幸いです。一度きりの人生を豊かに。

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